クルマの安定性というのは変わらない

2011.09.12

時速50kmで走っているクルマだろうが、時速200kmで走っているクルマだろうが、本来、クルマの安定性というのは変わらないはずなんです。実際に皆さん、テレビやサーキットでご覧になっている時、FIマシンが時速50kmでモナコのヘアピンを曲がるとフラフラしているのに、時速200kmで高速コーナーを回ったら安定している。市販車の場合もスピードの上昇とともに真っすぐの慣性力と空力をタイヤのグリップカに変えてあげればいい。JRは、すでに振り子式電車や700系の新幹線で「慣性力をグリップの一員に変える」ということをやっています。大事なことは、ホイールセンターよりも下に重心点を持ってくるということです。慣性力はタイヤの接地荷重に変わります。ホイールセンターよりも上に重心点を持ってくればクルマはひっくり返ってしまいます。空力もそうです。ダウンフォースを付ければスピードとともにどんどん荷重は増えていく。GT‐Rで言ったら、時速220〜230km出すと100Kg以上の重みでクルマを上から抑えることになります。トランクとボンネットに100Kg以上の荷物を積んだとしたら、クルマはすごく安定する。

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