日本は各種の化学工業が活発で、それにはカセイソーダが不可欠であり、そのカセイソーダを食塩の電気分解で作る際に必ず塩素が副生するので、その塩素の用途として、塩化ビニールの製造は欠かせないのです。その塩化ビニール製品も農業用ビニールや自動車部品や給水配管などに使われたものは、分別してリサイクルするように努めなければなりませんが、どうしても区別がつけられずに排出してくるものも多いとみられます。その他、日用雑貨、玩具、包装などとして家庭で使われた各種の小さいプラスチック製品も、実際的には一〇〇%分別して回収することは困難です。廃プラスチックがごみに混ざって排出されると焼却排ガスの処理が大変ですし、炉の寿命も著しく縮めますので、高知市では週に一度プラスチックの日を決めて廃プラスチックだけを収集していますが、種類別にしなくてよければかなり完全に分別収集できることが分かりました。高知ではそれらを主として破砕、圧縮して埋め立てていますが、そのような塩化ビニールも含まれた廃プラスチックが低付加価値のものにでも大量にリサイクルできれば、社会システムとして有意義であると考えられます。