針供養では、折れたり曲がったりして使えなくなった針を、こんにゃくや豆腐、餅などのやわらかいものに刺し、くだものや野菜を供えて供養する。昔の女性にとって旬日の針仕事は、根気のいる重労働たった。そんな針仕事もこの日だけは一休み。日頃お世話になっている針に感謝し、針縫の上達を祈願した。この日は本来厄日と考えられており、厄日に什事をするとよくないとの伝承から針供養が生まれたといわれている。こんにゃくや豆腐に刺した針は、神棚に供えた後、神社でお祓いしてもらったり、川に流したりする。豆腐やこんにゃくは、そのまま食べてしまう場合もある。最近はすっかり馴染みの薄い行事となってしまったが、洋裁や和裁に携わる人たちの間では、いまだに重要な儀式である。
[参考情報]
引き出物の雑学
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