1・5倍以上のお金を払っても、買う価値がある

2011.10.25

初代ゴルフが登場した当時、1・5CC級の国産車は、走る、曲がる、止まるにおいて世界水準以下だったし、室内空間は理不尽に狭く、ユーティリティも低かった。ゴルフは同クラスの国産車の1・5倍以上のお金を払っても、買う価値があると思わせるクルマだった。だからこそゴルフはきわめて魅力的だった。しかし、いまのポロには、初代ゴルフが持っていたような、他のクルマからカケ離れたアドヴァンスがあるわけではない。私は今年、3CCカーのルポを東京で試乗したが、これは素晴らしいコンパクトカーだった。

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わずか1・2のディーゼルエンジンだが、驚くほどキビキビと都内の交通をこなしてくれた。しかもそれを世界最高水準の好燃費と同時に実現しているのだ。乗っていて心底楽しくなるクルマであった。それはもちろん、オールアルミニウムボディを与えるなど、現代の最新技術によって、徹底的に軽址化を追求したたまものである。VWは、このルポの3CCカーのような技術的アドヴァンスの大きいクルマを輸入して、いま一度、ユーザーの目をひきつけないと、ただ国産車より値段が高いだけのクルマということだけで勝負することになってしまうだろう。ポロはなるほどクォークティの高さは感じさせるが、この高価格に見合うだけのものは持っていない。